フィンペシア(finpecia)
それではDHTをやっつけるにはどうしたらいいのでしょうか。鍵となるのはプロペシア(成分名フィナステリド)です。プロペシアとはアメリカの医薬品メーカーのメルク社が開発したフィナステリド系医薬品で、アメリカで1997年、日本では2005に認可されました。もともとは前立腺肥大の治療薬として「プロスカー」という名前で発売されていました。その後、男性型脱毛症の改善にも効果があるという事で改めて認可されなおしたというわけです。海外60カ国以上で承認されています。このプロペシアを服用する事で諸悪の根源DHTを抑える事ができます。その結果髪の毛の成長サイクルが改善されて抜け毛が減ります。
プロペシアの国内投与試験の結果を見てみましょう。いずれもプロペシア発売元の万有製薬のWEBサイトからの引用です。
&&グラフ(準備中)【試 験】 多施設二重盲検比較試験
【対 象】 20歳以上50歳以下で脱毛症以外には心身ともに健康な男性でModified Norwood/Hamilton分類において?vertex型、?vertex型、?型、?型に分類される中等度までの男性型脱毛症(AGA/エージーエー)患者
【方 法】 プロペシアR1mg、0.2mgまたはプラセボを各々1日1回1錠、1年(48週)間経口投与
【写真評価方法】 各評価時点[投与前、3ヵ月(12週)、6ヵ月(24週)、1年(48週)]で頭部写真を標準化された機材、方法で撮影した。盲検下で第三者機関の熟練した皮膚科専門医(E. Olsen、R.Savin、D. Whiting)が、投与前と投与後の写真を比較して7段階(著明改善、中等度改善、軽度改善、不変、軽度進行、中等度進行、著明進行)で評価した。なお、上記3名の皮膚科専門医による評価の再現性は確認されている。
プラセボとは偽薬のことです。何の意味も無い錠剤(プラセボ)とプロペシアを投与した人達の髪の毛の状態を1年間追った実験結果です。明らかに違いが出ていますね。プロペシアを投与した人達で進行した割合はごくわずかです。
ここで注目していただきたいのは「不変」の箇所です。本来ならば進行していたはずなのに、プロペシアのおかげで髪の毛を維持できたとポジティブに考える事ができます。つまり90%以上の人にプロペシアの効果があったという解釈を万有製薬はしているようです。若干都合の良すぎる解釈とも思いますが、確かに一理ありますね。プロペシアは服用すれば髪の毛がどんどん生えてくるという期待を持っている方もいると思いますが、それはちょっと期待しすぎで、実は維持しているだけというケースも多いです。その辺は服用者の年齢に大きく起因します。DHT対策で髪の毛の発毛サイクルを正常にしても、高年齢になればなるほど髪の毛が生える力は残っていません。毛根が死んでいてはどうしようも無いためです。「維持では満足できない、やはり生えて欲しい」という気持ちは痛いほどわかりますが、残念ながらプロペシアに無くなった毛根を復活させる力はありません。プロペシアを服用するならば毛根が残っているうちに服用しましょう。



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